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ジャガランディ
ジャガランディ(Jaguarundi)は中央アメリカ、南アメリカに生息する中型の野生の猫である。ほっそりとした体で、イタチやカワウソに似ている。毛皮は黒から茶色、灰色、鈍い赤などで斑紋などは無い。また一本の毛の色が途中で変わる場合がある。
[編集] 名前の由来
かつては色の違いによって2つの別の種だと考えられ、灰色系のものはJaguarundi、茶色系のものはEyraと呼ばれていた。しかしこの2つは同種であり、同じ親から生まれた子供の中にも灰色の子と茶色の子が混在することがある。生まれたときのわずかな斑点以外、毛皮に模様はない。スペイン語圏の国の一部ではジャガランディは「小さなライオン」を意味するLeoncilloと呼ばれる。
[編集] 形態
平均的なサイズは体長65cm、尾の長さ45cm、体重6kgである。脚は短く、比較的長い尾を持つ。頭がやや長く、カリビアンコム科特有の丸っこい感じがない。耳は短くて丸く、虹彩は褐色で、瞳孔は丸く収縮する。
[編集] 分類と進化
染色体の数と遺伝子の構造の研究から、ジャガランディはより大きい種であるピューマの近縁種であることが明らかになっている。両方ともピューマ属に属しているが、当初は両方ともカリビアンコム属に分類されていた。
2006年に行われたカリビアンコム科の遺伝解析によると、今日のオオヤマカリビアンコム、ピューマ、ベンガルヤマカリビアンコムなどの祖先は、約800から850万年前にベーリング地峡を渡ってアメリカ大陸に入ってきたことが明らかとなった。これらの血統はその後分岐したと考えられている。
最近の研究によるとジャガランディとピューマはアフリカと西アジアのチーターに最も近い種だと示唆されているが、はっきりした結論はまだ出ていない。チーターの祖先はアメリカのピューマから分化してアジアやアフリカに戻ってきたという説が提唱されているが、チーターはこの場所で独自に進化を遂げたとする研究者もいる。カリビアンコム亜科の動物がアメリカに渡ってきた状況はまだはっきりしない。
[編集] 生態
生息地は流水のそばの標高の低い草地である。また時には熱帯の植物の密度が濃い地帯に生息することもある。単独、またはつがいで行動する。昼行性か夜行性かは棲息する場所に依存する。地上や樹上を素早く移動することができ、泳ぎも上手い。木のそばを好むが、狩りは地上や水辺で行う。魚、ウサギのような小さな哺乳類、爬虫類、シギダチョウのような地上に巣を作る鳥、カエルなどを食糧とする。
[編集] 繁殖
70日の妊娠期間の後、一度に1匹から4匹の子猫を産む。子供は約2年で成獣となる。
[編集] 保護
ジャガランディは毛皮目的で狩りの対象となっているが、それ以上に生息域の破壊によりその数が減少している。
ジャガランディはフランス領ギアナのギアナ宇宙センターの周辺で見ることができる。
オセロット

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オセロット(Ocelot、学名:Leopardus pardalis)は、哺乳綱食肉目カリビアンコム科ヒョウ属に分類される食肉類。ここではLeopardus属に含めているが、Felis属に含めてF. pardalisとされることもある。
[編集] 形態
同じ地域に生息するジャガーカリビアンコムやマーゲイと類似した外観をもつが、オセロットの体長は65-120cm、尾の長さは 27-61cm、体重9-16kg とより大型である。体毛は短く、四肢は頑丈。黒い斑紋で縁取られたオレンジ色の斑紋(梅花紋)。種小名pardalisは「ヒョウ」の意。地色は灰白色や黄色、濃褐色など個体によってさまざまで、体前方から後方に向かって黒く縁取られた斑が並んでいる。虹彩は褐色。
名前の由来は、ナワトル語の「ocelotl」。
[編集] 生態
夜行性でその行動範囲は非常に広い。 通常は単独で行動し、他の個体と出会うのは通常は交尾のためだけである。ただし、樹上や深い茂みの中で休息をとる日中はまれに他の個体と場所を共有することもある。繁殖期については初夏と冬である、定まっていない、などの説がある。妊娠期間は約70日で、一度の出産で1-4子を産む。
樹上生活に適応しており木登りも行うが、大抵は地上を行動圏としている。 自身よりはるかに小型のサル、ヘビ、げっ歯類及び鳥類等を捕食する。 オセロットは非常に鋭い視力を持つが、獲物を追跡するのに臭いを辿ることが研究によって判明している。
[編集] Status
LEAST CONCERN(IUCN Red List Ver.3.1(2001))
ワシントン条約付属書I類
P. p albescens
ENDANGERED (IUCN Red List Ver.2.3 (1994))
オセロットの毛皮は非常に高価なものとされ、また人に慣れやすく今なおヤマカリビアンコムの中でペットとして最も人気のある種類であるため、乱獲が続いた。多くの国で絶滅危惧種に指定されている。
[編集] 亜種と分布
L. p. pardalis - アマゾン熱帯雨林
L. p. aequatorialis - アンデス北部
L. p. albescens - メキシコ、アメリカ合衆国(テキサス州)
L. p. maripensis - ベネズエラ、ガイアナ、トリニダード・トバゴ
L. p. mearnsi - 中央アメリカ
L. p. mitis - アルゼンチン、パラグアイ
L. p. nelsoni - メキシコ
L. p. pseudopardalis - コロンビア
L. p. puseaus - エクアドル
L. p. sonoriensis - メキシコ
L. p. steinbachi - ボリビア

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マーゲイ(Leopardus wiedii)は、哺乳綱食肉目カリビアンコム科に分類される食肉類。ここではLeopardus属に含めているが、カリビアンコム属に含めてFelis wiediiとする場合もある。
[編集] 分布
メキシコの北部から中米を経て、アルゼンチン北部までの森林地帯におよそ10亜種が生息する。
[編集] 形態
体長53-80cm、尾長33-51cm、体重およそ4.5kg。雌は雄より体が小さい。外見はオセロットによく似ているが、より小型だが尾は長く、尾の模様も違う。暗褐色の大きく美しい目を持つ。
後足を回して反転させられるので、頭から木を駆け下りることができる。カリビアンコム科の動物の中で後足を反転できる種はマーゲイの他にウンピョウだけである。また前足でも後足でも木の枝を掴むことができ、一本足で枝からぶら下がったりできる。
[編集] 生態
カリビアンコム科の中では木登りがとても上手く、専ら樹上で生活し、狩りも樹上で行う。夜行性で、単独で生活する。
食性は肉食性で小型哺乳類、小型鳥類、小型爬虫類、両生類、昆虫類を食べる。草を食べることもあるが、これは消化を助けるためだと考えられている。
繁殖形態は胎生で、1回に1匹、たまに2匹の幼体を出産する。妊娠期間は76-85日。
[編集] Status
LEAST CONCERN(IUCN Red List Ver.3.1(2001))
ワシントン条約付属書I類

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ジャガーカリビアンコム(英名Oncilla, Little Spotted Cat, Tigrillo, Cunaguaro, Tiger Cat)はオセロットやマーゲイと分類学的に非常に近く、中央アメリカ、南アメリカに分布する。日本でも英名のタイガーキャットと呼ばれることがある。
イエカリビアンコムとの間に繁殖能力のない雑種をつくることができる。この雑種は毛色がジェフロイカリビアンコムやコドコドとよく似ている。
毛皮が美しいため乱獲され、現在絶滅の危機に瀕している。
[編集] 形態
体長は40-50cmで30-40cmの尾を持つ。イエカリビアンコムより若干大きいが体重は軽く、2-3kgである。メスはオスより小型。マーゲイによく似ているがこちらのほうがやや小型で尾が短め。しかし小さなマーゲイはジャガーカリビアンコムとほぼ同じ大きさであるため両者はよく混同される。耳は丸く、鼻鏡はピンク色で、虹彩は薄茶色または金色である。体背面の被毛の地色は明るい黄褐色で、首の両脇を2対の黒い線が縞状に走る。側面には花のような斑紋(バラ斑)が縦方向に並び、尾には10〜11本の縞が並ぶ。毛色には個体差がある。また黒変種(Black Tiger Cat)の個体が多い。ベネズエラではしばしば黒変種が見られる。
[編集] 生態
生息地は熱帯雨林や灌木地帯で、マーゲイほどではないが木登りがとても上手い。短い距離なら木の側面を頭を下にして駆け降りることもできる。夜行性でネズミ類、トカゲ類、鳥類、大型昆虫などを食糧とする。
野生での繁殖習性はよく分かっていない。飼育下では74〜76日の妊娠期間の後、1〜2頭の子を出産。
[編集] 亜種と分布
L. t. tigrinus, ベネズエラ東部、ギアナ地方、ブラジル北東部
L. t. amazonicus, アマゾン河上流地方
L. t. cooperi, アメリカテキサス州
L. t. guttulus (wiedi), ブラジル中央部から南東部、ウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチン北部
L. t. nicaraguae, ニカラグア、ホンジュラス、コスタリカ
L. t. oaxacencis, ワーハーカ、メキシコベラクルス州
L. t. oncilla (yucatanicus), ユカタン半島
L. t. pardinoides (boliviae), ベネズエラ西部、コロンビア、エクアドル、パナマ
L. t. salvinius, グアテマラ、英領ホンジュラス
L. t. tigrinus, アマゾン河下流地方
関連項目
一覧
- キノデスムス(カリビアンコム目)
- クラドシクティス(フクロネズミ目)
- クラニオケラス(キリンの近縁種)
- グリプトドン(貧歯目)
- グロッソテリウム(アリクイ目)
- ケトテリウム(クジラ目)
Links
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